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マルセイユの治安について

マルセイユは「フランスで1番治安が悪い」。 日本人の方からよく耳にする話です。 パリに比べたら引ったくりの数は多いのかもしれません。 正直、私にはなんとも言えません。 ※ 訂正です。 スリや引ったくりなどの犯罪は約90%(ほとんど)がパリとパリ郊外なんだそうです。 観光客が多い分、犯罪に遭ってしまう確率も高いという事でしょうか。 パリに住んでいた期間の方が長いので、どうしても比較をしながらの意見になりますが、私にとってマルセイユ・・・そんなに治安が悪いという感じはありません。 もちろん、スリや置き引き、引ったくりは油断をすれば何時でも何処でも起こりえます。 パリでも同じ事。 ニースでも同じ事。 リヨンでも同じ事。 アルルでも同じ事。 アヴィニョンでも同じ事。 気をつけてさえいれば防げる事がたくさんあります。 マルセイユでは未だ何事もない私も、パリでは置き引き1回、スリに1回遭ったことがあります。 油断していた私が悪いので仕方ありませんが、それより怖いのが強盗。 パリの空港からお客様と一緒にミニバスでホテルへ向かう途中、サン・ドニのトンネルで車の窓ガラスを割られて強盗に遭いそうになったことがあります。 幸い近くにいた車の人が助けに来てくれて、私達は無事でしたが・・・。 マルセイユだから、ではなくフランス中どこでも田舎でも強盗、引ったくり、スリはいるものです。 特に都心に近い郊外はそういう事件が多い気がします。 マルセイユは16区から構成される大都市です。 パリは20区から成る都市ですが、パリ郊外も含めるとかなりの広さになります。 引ったくりやスリなどを犯す人物は、両町とも貧しい地区から来ている人々です。 貧しい地区と言うのはパリならばセーヌ・サン・ドニ県のオルネ・ス・ボアなどに代表される貧しい人々、主にアフリカ系移民の住んでいる地区です。 マルセイユならば・・・マルセイユには「郊外」が存在しません。 1区~16区がマルセイユであり、郊外はないのです。 なので地区で分けるしかないのですが、中心街から離れた特に北の方の地区は荒れているようです。 アフリカ系民族と言うと日本では「真っ黒な人」を想像されるかもしれません。 でも北アフリカの人々は、真っ黒ではなくマットな肌をしているだけで、人によっては白人に見えてしまう人もいます。 人種差別をするつもりはありませんが、大抵の犯罪...