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7月, 2010の投稿を表示しています

偉大なお方

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相方エリ○クの合気道の先生 (Dojo Mirabeau) の先生、田村信義先生はフランスの合気道界では大変有名なお方です。 1964年に合気道を教えるために、上芝先生に「おまえはフランスへ行け」と命じられ、それから今日まで南仏で合気道の指導をしていらっしゃった方です。 相方の話だと上芝先生は今の合気道の創始者で、自分の弟子達を世界各国へ送り、合気道を伝授するよう命じたそうです。 田村先生はフランスだけではなく、ヨーロッパ各国へ教えに行っていたので、ヨーロッパでは有名なお方。 でも、日本語のウィキには情報がありません・・・。 プロヴァンス日本人会の会長でもいらっしゃったお方ですが、私は南仏歴がまだ2年程、田村先生にはお会いした事がなく、日本人会の総会やらバーベキューがあるたびに、田村先生にお会いできるのを楽しみにしておりました。 こんなことになるならば、お見舞いに行きたかった。 いつも合気道の先生や相方から田村先生にまつわるいろいろな話を聞いていて、一度もお会いした事ないのに、勝手に身近に思っていた人物なのです。 本当にお会いできずに無念です。 お葬式の日は平日だったので、相方は仕事、先生も仕事で行けず、車の運転できない私は家でジリジリしていました。 こんなときほど、車が運転できないってついらなぁと思います。 私は合気道界の事も合気道の師範の方々達も存じ上げませんが、田村先生には本当にお会いしたかった! ブツブツ独り言になってしまいましたが、「皆に知ってもらいたい人」として書いてみました。 遅ればせながら、ご冥福をお祈り申し上げます。 エコール・ナショナル・合気道 France 3でのニュース

サンテミリオン Saint-Emilion

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サンテミリオンでは完全に観光のみです。 ワイナリー見学は初めからする気なしです。 でも観光局へ行ってみると、意外と見学できるワイナリーがあることが分りました。 人数制限があったり、入場料を取るところあり、やはり商売っ気たっぷりです。 ボルドーのほとんどのワイナリーはネゴシアンという仲買人がいるので、直接売ったり、個人に売ったりすることはあまりしないのだそうです。 逆に日本では手に入りやすいと言う事ですね。  お土産やさんで売っていた、ブドウの苗木。   有名なシャトーやドメーヌがウィンドーに並んでいます。    と言っても味見してみない事には、何がなんだか私にはさっぱり分らず・・・。   広大なブドウ畑、果てしないです。

ポムロル Chateau Bellegrave

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シャトー・ベルグラーヴ、やはり葉山から来たノムリエールさんご存知のシャトーでした。 電話でアポを取ってから出かけました。 なんでも今は、ブドウに実も付き始め葉っぱも生え放題ですから、ブドウの木の剪定などで、忙しい時期なのだそうです。 3時から4時の間で・・・と言ったところ、3時か4時かはっきりしてくれと、はっきり言われました。(苦笑) それだけお忙しいのですね・・・。 お店の奥はすでに倉庫になっています。 この奥の樽などがある場所を見学させてくれました。 ここのワインもビオだそうで、生産者の方は「時代に沿って新しい試みをしているワイナリーもあるが、私は伝統的な方法でワインを造り、ラベルもクラッシックなままで通している」とおっしゃっていました。 1本筋が通っています。 それでおいしいワインができる訳ですね~。

カオール Cahors

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ボルドーへ到着する前に、カオールへ寄りました。 前回カオールでは、ワイナリーに巡り合えずガッカリした覚えがあります。 そもそもカオールのブドウ畑はカオールにはないのですから! かなり離れた別の村にあり、その村にも行ってみましたが、試飲&購入は出来ませんでした。 プロヴァンスのワイナリーに比べると、カオールでさえすでに閉鎖的です。 ですので、今回はワイナリーではなく、お供しに来たワインに詳しい日本からの友達を連れて、ワインカーヴ(ショップ)に立ち寄りました。 LAGREZETTEだそうで、私は知りませんでしたが友達いわく、仕入れていたワインでおいしいのよ、だそうです。 カオールワインのぶどうの品種はマルベック、プロヴァンスにいると聞かない品種です。 私にとってのカオールの今までのイメージは、安くて酔っ払いたい人が飲むワイン(すみません!)と思っていましたが、おいしいのなんのって。 しかも私好み。(笑) だけどやっぱりおいしいワインは高いんです。 こちらのワインは37ユーロくらい(でしたっけ?) 先日行ったシャトーヌフ・デュ・パップより高いです。 もちろん種類にも寄りますが! ワイン好きの人には怒られそうですが、私はラベルがかわいいこのロゼが大変気に入りました。 ピンクの色も上品です。 世界遺産に登録されているこの橋はヴァラントレ橋。 ワインカーヴはこの橋のすぐ横にあります。 橋の脇には、ブドウ畑が・・・。  そして、この地はまたサンチャゴ・デ・コンポステラの巡礼路にもなっています。 橋の上にある塔の天辺に変なものがくっついていました。 あ、悪魔。 これは、日本からお供しに来たワイン好きの飲み友達が見つけたのですが、私も撮ってみました。 この橋の着工は1308年、出来上がったのは70年後の1378年。 なぜこんなに長い月日が掛かったのかと言うと、川の氾濫で何回となく橋が流されたのだそうです。 頭を痛めた建築家は、悪魔に魂を売るから橋を完成させる方法を教えてくれと頼みました。 完成が近づくと命を売るのが惜しくなった建築家は、この契約を破棄します。 そこで怒った悪魔がこの真ん中の塔を何回も倒壊させたのだそうです。 その後、悪魔の機嫌を取るため悪魔クン像を塔の上に付けたところ、悪クンは喜びその後倒壊しなくなったという伝説があるそうです。 橋から眺めるロット川。 今は静...

レ・ボー・ド・プロヴァンスのシャトー・デストゥブロン Chateau d'Estoublon

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6月21日(月)はフェット・ド・ラ・ミュージックと言って、フランス中が音楽の祭典を催す日です。 エクスも同じで、この音楽の祭典は夜に盛り上がるので、町中を若者が占拠しあちこちの道端でライブが行われます。 この小さな街エクスでは、眠れたものじゃありません! と、 いうことで田舎に行こうという事になりレ・ボー・ド・プロヴァンスにある、シャトー・デストゥブロンへ行って来ました。 こちらでは、2007年のミレジメ発表会と同時にブドウ畑のガイド付き見学、ライブや他のイベントがあると聞いていました。 ジャズなので楽しみにしていましたが、この日はミストラルが強く、野外でのライブのため中止になりましたがその代わりに城のレストラン内で演奏されていました。 シャトーと言っても「どこに城が?」と思うようなお城もあるのですが、こちらは本当に”お城”です。 現在見学解放に向けて改装中とか。  こんな自家用チャペルまであったりして・・・。 ガイドつきの見学コースは特別にこの日だけです。 でももうすぐ一般に公開されるようです。  ブドウの木が小さな実を付けているのが見えますか??  オリーブ畑もやっていて、オリーブオイルもおいしいのです。  6月21日時点でラヴェンダー(ラヴァンダン)は満開でした。 とてもきれいな色・・・青い空と白い石灰石の地面に映えます。  レストラン「モガドール」シャトー内にあるレストランです。 この日はお祭りだったので、ラストランメニューは簡単なタパス形式。 でもとてもおいしかったです! レ・ボーのお勧めワイナリーは他にもありますが、ここのシャトーは見に行くには1番のお勧めです。 1本単価が私の他のお勧めワイナリーに比べると2倍、3倍と高いのですが、ブティックも見ごたえがあり、試飲&ワインを買うという目的でなくても面白いですよ。 またレ・ボーのワインはビオが多く、ここもその内の一つです。 この晩はおいしいお食事とワインをたくさん頂いた後、近くのシャンブル・ドットでゆっくり休みました。 明日からは、珍しくボルドー地方へ進みます。