焼けるかと思いました

昨日の夜、なんだか外が騒がしいので、窓から通りを覗いてみると消防車が2台とおまわりさん達がなにやら作業しています。
ニャーニャーと尋常じゃない猫の鳴き声がしていたので、溝に挟まった猫でも救助しているのかな?なんてのんきに構えていました。

なかなか立ち去らない消防車を見て、「外にでてみるか」と相方と外に出ようとしたら廊下中が喉を突く煙の匂いで充満!
猫の救助じゃなくて、どうやらうちの建物が火事の様子!!

ニャーニャー鳴いていた猫は隣の人の猫で、先に猫をかごに入れて自分たちだけ外に出ていたのでした・・・。
消防士の人も私たちが窓から覗いていた姿を見ているのに、皆何も教えてくれないなんて、どういうこと???
まあまあフランスだからな、と思いつつもそそくさと貴重品を持って外へ出ました。

原因は1階のレストランの暖炉からの火。
・・・。
このレストラン昔から言いつけも守らず、クーラーを勝手にあちこちに取り付けたり、暖炉の手入れもしておらず、住民の声も聞かずに営業している人たちなんです。

雰囲気はよく見えても、オーナーの経営方針は最悪です。
以前雑誌に載ったことがあり、そのときのシェフはもう辞めているのに未だにそのシェフの写真入の切抜きを入り口に貼り付け、この日もみんなが騒いでいる中、お客を案内してレストラン内で食べさせているのです。
消防士がレストラン内で火消し作業しているのに!
雰囲気がよく、おいしそうなレストランに見えるので結構人は入っていますが、このずさんな経営方針やサービスの悪さは良く聞いていた話しです。
Zinc d'HUGOは絶対にお勧めしません!

そうこうしているうちに、2時間後にはボヤもおさまり消防隊も撤退して、夜中にチェックのために1度だけ戻ってきてくれましたが、何事も(うちのアパートは)起こらずに済み、安心して寝ることができました。

最近は人糞事件、パソコンが壊れる(関係ないか?)、そしてこのボヤ事件と、「はやくこの建物から出て行きなさい」と引越しを促す声が聞こえます。
本当に引越しの計画してよかった、そして引越しまでの間にこれ以上何事も起こりませんように!
みんなが「えーっ、もったいないなんでマルセイユなんかに引越しするの?」と言います。
でも田舎風でおしゃれな街エクス・アン・プロヴァンスにはもううんざりです。
旅行くらいなら実態を知らないで済むでしょう、でも暮らしてみると街中はうんざりすることばかりですよ~。

※ 写真は相方が取ったものを拝借しました。

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