スピリチュアル体験マグダラのマリアに会いに聖地サントボーム山へ


前から興味があり会ってみたかった人です。
33年間洞窟で暮らし、天からのキリストの声を代弁してきたマグダラのマリア。

マルセイユから車で1時間ほど、山の中を走って行きました。
景色のきれいな道を進みサントボーム山脈の麓が出発地点に到着です。


お手洗いを借りようと入った施設の中では、マグダラのマリアについての説明を展示してあります。
洞窟にいる間に伸びた長い髪を体にまとっていたのだそうです。

 
 出発地点は快く受け入れてくれているかのようです。

山の中に入る前に注意書きが。
花を摘んではいけません。

そしてこのマーク、あまり見かけた事がありませんが「静かにお願いします。」
聖地なので、お静かに・・・
という事なのでしょう。

 山道を1時間歩きます。
この日は前日に雨が降ったのか道がドロドロになっている所もあり、湿気も多かったです。
こんな雰囲気はまさにマグダラのマリアに会いに行くにはぴったりなのだな、と思いました。

可憐な花たち。
摘みたくなる気持ちもわかります。(苦笑)

 右側の虫に食われてボロボロの木。
そんなかわいそうな木に左側の木がもたれかかっています。
苦しい状況でも他の人を助ける・・・キリストかと思いました。

GROTTE=洞窟です。

歩いている途中、いろんな事を考えました。
マグダラのマリアは何を考えながらこの山道を歩いたんだろうか・・・。今みたいに道なんてなかったんだろうな・・・。
相方は写真取りながら来てるから遅いな・・・。
先に洞窟に行って休んでいるか・・・。
あ、本当は無心で歩かなきゃいけないのかな・・・。
等々。(笑)

しばらくすると建物が山の上に見えてきました。

今は家の様な建物になっているけど、マリアがいた頃は洞窟だけだっだのでしょう。

階段をあがり扉にたどり着くとキリストが十字架に掛けられている場面が出てきます。

そして、念押しで「シーッッ!」
さらに上に上がってもお静かにの看板があります。(笑)

 イエスの足元にいるのがマグダラのマリア

右側に頭や腕を取られた銅像たちがゴロゴロありました。
宗教対立や戦争の際に壊されてしまったのでしょう。

洞窟からは壮大な景色が見えます。
遠くにはセザンヌが描いていたサントヴィクトワール山も見えます。

 そしてこれが洞窟の入り口・・・。

 暗闇の中から見るステンドグラスがきれいです。

あ、いました!
洞窟右側の階段を下りると奥の方にひっそりとマグダラのマリア像が・・・。
目の前まで来たらなぜか自然と涙が出てきました。

「やっとあなたに会えました」からなのか「こんな寒い洞窟に一人でひっそりと、かわいそうに」だからなのか、それとも「説明の付かない事」・・・なのか。
洞窟に入るまでは特になんとも無かったのですが、洞窟に入り特にマリア像の前に来たときはなぜか泣いてしまいました。

これもマグダラのマリア像。
長い髪の彼女は天使達に囲まれています。

こちらもマグダラのマリア像。
読書や瞑想にひたる場面のようです。

何かがあるマグダラのマリア像の前にキャンドルを灯しました。
小さいのだとすぐに火が消えてしまうので、少し大きめのやつにしました。
これでマリアも寂しくないでしょう。
(キャンドルは横のBOXにお金を入れます。1ユーロ~9ユーロの大中小と選べます)


帰りも同じ道を辿り1時間、鳥の鳴き声などを聞きながら降りてきました。

死ぬまでの33年間サントボームの洞窟で過ごしたマグダラのマリア。
イエスキリストの復活を一番初めに発見した女性です。
イエスが復活をした際にマリアは気がつかなかったそうですが、イエスから声を掛けられた事で気がつきます。
イエスは庭師に扮して地上に現れたとか。


マグダラのマリアはイエス・キリストの使徒、聖人の部類に入るのでしょうか。
キリストが十字架に掛けられている場面で、キリストの足元にいるのがマグダラのマリアです。
キリストとの間にユダという男の子またはサラという女の子がいると言う話もありますが、定かではないようです。
マグダラのマリアとキリストの子供がいるとすれば、フランスにはその子孫がいるのではないかと考えられています。


個人で行かれる方は、しっかり下調べしてからお越しください。
山道で迷う可能性もあります。

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