パート6 長崎県平戸市の的山大島

あまり計画する時間がなくて、とりあえず平戸に泊ろうとなりましたが、実際車がないと観光するにも大変です。
なので、一日近場の島へ行こうと計画しました。
そこで、的山大島へ。
読み方は「あずちおおしま」です。
出発前には、島では電動貸し自転車が便利だとかインターネットで見たので、平戸の港で自転車を借ります。
しかし、船のチケット売り場で「自転車ではきつい」と言われ、急遽自転車を返しました。
1日分借りるつもりを20分くらいで返したのですが、半日分は取られてしまいました。
普通なのかな。
 島に着いたら、島内を走っているバスがあるからそれに乗るといいとアドバイスを受け、その通りに。
1回100円なんです、安い事。

 大島行きの船には仕事で大島へ行くような人しか乗っていませんでした。
観光する人はあまりいないようです。笑
実際一緒に行った叔母ももうすぐ70だと言うのに、大島へ行くのは初めてだと言っていました。

 港の中はゆっくり走行しろという事でしょうか?
港内スロー・・・。

 おお、のどかな風景が見えてきました。
木造の家に黒い瓦屋根。

 100円バスは、船が付く時間には必ず港で待っていて、すぐに乗れる仕組みになっています。
やっぱりバスにして良かった。
でも本当は大賀キャンプ場近くの崖の方まで行きたかったんですが、このバスは行かないんだそうです。

 でもこののどかな景色が見れて十分。
しかも私は花粉症で前日からの花粉で花の中が炎症を起こしていて、この日は花粉がなくてもひどい状態でした。
そう、大島は杉がないから花粉症の人にはいいんですって。

 棚田。
まだ稲は生えていません。
水の反射がきれいでした。
こういう棚田は東南アジアのどこかで見たことが有ります。
バリ、だったかな?

 古い民家が並ぶもう一つの神浦港に着き、そこに1軒しかないであろう食堂でランチにしました。
長崎県に来たからには、長崎ちゃんぽん!
外にも店内には誰もいなく、食堂が開いている事さえ奇跡でした。
店主が出てきて、注文をするとそれから料理をするので時間は掛かった気がしますが、野菜しゃきしゃきで麺もおいしく最高でした。
以前もちゃんぽんを食べた事は有りますが、ここのが一番おいしかったです!
オススメ。

 その後は食堂の裏の道をお散歩。
会う人会う人、申し訳なさそうに「観光ですか」って。笑
そして「何もないでしょ、ここは」って笑いながら。
確かに何もないかもしれないけれど、観光客がいないところや古い民家が並んでいるところなど、情緒のあるところがたくさんあって私は好きです。
こんな景色まず東京では見られないし。

 昔は漁業が盛んだったそうで、漁師の家族がくらしていた村だったんだそうです。
漁が下火になるとだんだん住む人が少なくなってきたんだそうです。
今は農業の方のほうが多いそうです。

 放っておくにはもったいない古い家たち。

 立派なお寺もあります。

 叔母(特別出演)の後姿。笑
「ここにテレビにでた人がおるけん」とか。
強引に中に入って「テレビ見たんですー」って、面白いわ叔母さん。
福島で震災にあった大工さんが、離れた土地この大島の古い民家の再生のお手伝いをしながら暮らしているんだそうです。
その方と棟梁さんと一緒に写真を撮らせて頂きました。笑

 工事中ですが、素敵な家。
 内装が終わっているところは、素晴らしくきれいになっていてさすがでした。




 神浦港にある古い民家の通りの入り口あたりに帰りのバスもきます。
14時くらいだったかな?
お昼を食べ終わって、民家の並びを見て、時間があればすぐそこにある階段を登って神社を見る時間も有ると思います。

 これは階段を登ったところ。

 ひっそりと神社が建っていました。

 そしてバスに乗り込み帰ります。
美容院へ寄ってきたと言うおばあちゃんも一緒に乗り込みました。
途中、大根町という場所を通ったのですが、その辺りには青首大根がたくさん植わっていました。
だからだいこんまちって言うんですね?とバスの運転手さんに聞くと「これはおおねまちって読むんです」との答え。
失礼しました。


 ヤギ?もいました。
のどかです。
 帰りの船の上。
右側にオランダ商館が見えてきました。
お、よく見ると左側に足場が組んである。
そしてホテルに帰る頃には前面全部に足場が組まれていました。
早っ!
フランスなら足場組むのだって何日も掛かりそうです。


 こんな最果てまで来てしまったか、と日本にいながらにして異国を思わせる体験でした。
いい観光地になると思うんですがね~、もったいない。


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